駅まち

西武球場前駅SEIBUKYUJO-MAE

ライオンズの応援はもちろん、様々なスポーツや自然、歴史に親しめる

西武球場前駅

4度の改称を経た歴史のある駅

埼玉西武ライオンズのホームスタジアムの最寄り駅として知られている「西武球場前駅」。その歴史は古く、世界大恐慌の始まった1929年(昭和4年)5月。現在の西武線の前身のひとつである(旧)西武鉄道 山口線の「村山公園駅」として建設されました(開業は翌1930年)。

当時、竣工して間もない村山貯水池(多摩湖)周辺は、その壮大な人工湖の景色から大変人気のある観光地で、その観光客をめぐって、(旧)西武鉄道、武蔵野鉄道、そして国分寺を始発とする多摩湖鉄道がしのぎを削っていたそうです。この3つの鉄道会社は現在合併、吸収を経て現在の西武鉄道となりました。

その後「村山貯水池際駅」、「村山駅」と二度の改称されましたが、戦中の観光の鈍化に伴い、山口線が不要不急となり一旦営業を休止します。

終戦後の1951年には、(旧)山口線は西武鉄道 狭山線として再開、本駅も「狭山湖駅」と改称し運行を開始しました。1979年(昭和54年)に屋外球場の西武ライオンズ球場として開場して以来、現在の駅名で親しまれています。

埼玉西武ライオンズのホーム「ベルーナドーム」の最寄り駅として。

現在の「西武球場前駅」は、「西武線 西所沢駅」から2駅6分、西武狭山線の終点で、西武ライオンズのホームスタジアム「ベルーナドーム」の最寄り駅です。改札を出るとすぐ目の前に巨大なベルーナドームが現れます。

試合開催日やコンサート等のイベント当日には、グッズショップやグルメワゴンが所狭しと並び、駅前は大変な賑わいとなります。

野球や各種イベント、ライブなどの開催時には、西武池袋線・狭山線は臨時ダイヤで大幅に増発され、ドームへのアクセスをサポートしています。

ベルーナドーム専用のアクセス駅だと思われがちですが、駅周辺には住宅街が広がっており、通勤・通学の足としても多く利用されています。

西所沢駅で利用できる各交通
  • 池袋まで西所沢駅乗り換えで33分
  • 西所沢駅まで6分
西武球場前駅ベルーナドーム
今では一般的になったネーミングライツ。2022年3月から埼玉県の通販会社「ベルーナ」の名前が付きました。

所在地:〒359-1153 埼玉県所沢市上山口2090-3

西武狭山線・西武山口線(レオライナー)

路線図:西武球場前駅
主要駅までの所要時間(平日,昼頃の出発)

*各所要時間はあくまで参考です。

主要駅からの所要時間
この駅で利用できる列車
西武池袋線
  • 特急
  • 急行
  • 快速
  • 準急
  • 各駅停車

西武球場前駅へのアクセス

埼玉西武ライオンズの本拠地球場「ベルーナドーム」

ベルーナドーム

1979年から西武ライオンズの本拠地となった本球場。当初は屋根がない球場でしたが、1999年に屋根を架設してドーム球場となりました。屋根は柱で支えられ、壁面がないことからスタンドと屋根の間の全周がフルオープンとなり、通気性が高く「自然環境共存型スタジアム」となっています。また、壁面が無いことで、日本で唯一「場外ホームランの出るドーム球場」としても特色ある球場です。

  • 西武球場前駅ベルーナドーム 西武球場前駅ベルーナドーム
    改札を出るとそこはドーム球場!

    電車を降り立つと早くもドームの熱気が溢れてきます。

  • 西武球場前駅ベルーナドーム
    場外ホームランが出るドーム球場

    ベルーナドームはドーム型スタジアムですが、他のドーム球場のように完全に外界と遮断されておらず、側面は壁がなく吹き抜けとなっています。ドーム球場なのに場外ホームランを見ることができるのです。ライブ開催時も外の空気が感じられて屋外ライブのような雰囲気も同時に味わえます。

  • 西武球場前駅ベルーナドーム
    外の空気を感じながら観戦

    スタジアム内部の様子。ドームの巨大な空間に包まれつつ外部の空気も感じられるのがポイントです。音楽系のライブでは野外ライブのような感覚も味わえますよ。

  • 西武球場前駅ベルーナドーム
    巨大なユニフォーム

    最初のフォトスポットである巨大なユニフォーム。青空に白ベースにブルーのロゴのユニフォームが爽やかです。

  • 西武球場前駅ベルーナドーム
    巨大なホワイトライオン像

    2番目のフォトスポットである巨大なライオン像。かわいいマスコットのレオくんに比べるとこちらは強そうでまさに百獣の王の貫禄です。ちなみに「ライオンズ」の名称は福岡に本拠地があった頃の1951年に「西鉄ライオンズ」時代から使用されているそうです。

  • 西武球場前駅ベルーナドーム 西武球場前駅ベルーナドーム
    屋外施設「テイキョウキッズフィールド」

    スタジアム入口そば、6歳~12歳のお子さま向けの屋外施設『テイキョウキッズフィールド』には、高さ5.5mのローラースライダーやアスレチックなど、全身を使って遊ぶ大型のアトラクションがもりだくさん!埼玉西武ライオンズが主催する一軍公式戦開催日、ドームの開場時間より営業しています。ファンクラブ会員のお子様は最初の30分無料で遊べます!公式ページ

  • 西武球場前駅ベルーナドーム
    屋内施設「テイキョウキッズルーム」

    近年では観戦時の満足度向上のため、スポーツ施設でも多く導入されているキッズスペース。3塁側にある「テイキョウキッズルーム」は0歳~8歳のお子さま向けの屋内施設です。ごっこ遊びエリア、アクティブエリア、ベビーエリアの3つのエリアから構成されており、お子さまの年齢やお好みに合わせてご利用いただけます。埼玉西武ライオンズが主催する一軍公式戦開催日に利用できます。
    ※託児型では無いため保護者の同伴が必要です。公式ページ

  • 西武球場前駅ベルーナドーム 西武球場前駅ベルーナドーム
    スタジアムフードも大充実

    スタジアムの3塁側コンコースエリアにはフードの売店が並びます。スポーツパブやアイスクリーム、とんかつ、牛丼、たこやきなどなど長丁場にもなるプロ野球の試合もおいしく観戦できます。この他にもデリ&カフェなど球場敷地内では多彩なグルメが楽しめます。

  • 西武球場前駅ベルーナドーム
    トレイン広場

    3番目のフォトスポットである「トレイン広場」。ここに置かれているシンボルは、1980年10月から40年間走り続け、2020年11月に現役を引退した西武鉄道101系車両です。車体のデザインは運行時のものではなく、ライオンズ仕様にラッピングされています。

2018年、西武ライオンズは40周年。ドームエリアが改修され「ボールパーク」へ!他にも様々な企画やイベントでますます盛り上がります!

埼玉西武ライオンズ40週年記念事業として、球団史上最大規模の180億円を投資し、ドーム・周辺エリアが大規模拡張・改修され「ボールパーク」へと生まれ変わりました!

  • 12球団最大級、約430名収容のネット裏VIPラウンジ新設
  • 外周エリアに屋内キッズパークとフードエリアを常設しアクティビティを充実
  • 12球団最大級の飲食店舗数および1000種類を超える飲食メニュー数を誇るスタジアムインフラの増強
  • こども広場の設置/オフィス棟の新設:野球以外の楽しみ方の提供と球団ビジネスの顔としてオフィスを新設
  • ドーム前広場の刷新/入場ゲートを設置、約490平米のグッズショップ、チケットセンター、ファンクラブカウンター機能を集約
  • 観客席の全面改修
  • 大型ビジョン/音響/照明設備の刷新
  • スマートスタジアム化の加速
  • 西武第二球場スタンド、サブグラウンド、ブルペン新設
  • 室内練習場、若獅子寮の新設
  • 西武球場前駅ベルーナドーム

    40年の間に様々なドラマが繰り広げられてきました。

  • 西武球場前駅ベルーナドーム

    2018年で西武ライオンズは40周年。記念事業としてドームエリアの改修計画や記念イベントが開催されました。

西武球場前駅エリアの注目スポット/情報

  • 西武球場前駅レオライナー

    レオライナー

    西武山口線、通称レオライナーは、西武球場前駅と西武遊園地駅を結ぶゴムダイヤで走る新交通システムです。大手私鉄が保有する唯一の案内軌条式鉄道(AGT)路線の新交通システム用車両です。元々は1950年(昭和25年)に開業した多摩湖ホテル前駅とユネスコ村駅を結ぶ単線で軌間762mmの「おとぎ線」を走る「おとぎ列車」という名称の軽便鉄道でした。当時は蒸気機関車も走っていたそうです。今では、通勤・通学や野球観戦、遊園地などのアクセスにも広く利用されています。1両8mの小型車体による4両編成で、ゴムタイヤの採用で走行はとっても静か、乗り心地も快適です。

  • 西武球場前駅狭山スキー場

    狭山スキー場

    ベルーナドームに隣接した人工スキー場「狭山スキー場」関東地方で唯一の造雪機による屋内人工スキー場です。営業期間は10月下旬~翌年4月中旬頃。11月後半から3月中旬頃までの金・土曜日を中心に、22時から翌朝までのオールナイト(終夜)営業も実施しています。(西武球場前駅から徒歩3分)

  • 西武球場前駅西武ドームテニスコート

    西武ドームテニスコート

    ベルーナドームに隣接した「西武ドームテニスコート」。国内では珍しい、インドアのクレーコート(6面)とアウトドアのクレーコート(4面)の複合型です。西武ドームテニススクールが開講され、5歳のジュニアからシニアまで、幅広いコースが設定されています。(西武球場前駅から徒歩1分)

  • 西武球場前駅狭山湖

    狭山湖

    狭山湖」は正式名称を「山口貯水池」といい、7年の歳月をかけて1934年に完成した人造湖で、東京都の水源の一つです。周囲は「狭山自然公園」として管理されており、お隣の多摩湖(村山貯水池)とともに、狭山丘陵の美しい景色を望むことが出来る景勝地として知られています。ちなみに最寄り駅である西武球場前駅は、1951年から1979年まで「狭山湖駅」と呼ばれていました。

  • 西武球場前駅狭山山不動寺

    狭山山不動寺

    狭山山不動寺」は、もともと西武グループが各地のプリンスホテルを開発する際に、芝増上寺をはじめとする各地の文化財をこの地に集め、当時のオーナーであった堤義明氏と親しかった寛永寺の助力により、天台宗別格本山として建立されました。

  • 西武球場前駅狭山山不動寺

    狭山山不動寺

    今では、所沢市民の初詣スポットのひとつとなり、毎年、埼玉西武ライオンズが必勝祈願を行う寺としても知られています。

  • 西武球場前駅トトロの森

    トトロの森

    ジブリアニメ「となりのトトロ」の舞台が所沢・狭山丘陵であることから、トトロのふるさとの自然を守ろうと「トトロのふるさと基金」が誕生しました。作品の生みの親である宮崎駿監督の承諾を得て、「トトロの森」と命名されました。

  • 西武球場前駅トトロの森

    トトロの森

    狭山丘陵は、宮崎駿監督の自宅からも近く、宮崎自身この運動に呼び掛け人の一人として名前を連ねています。ナショナルトラスト活動を展開し、2018年3月までに48ヶ所の「トトロの森」が誕生しています。