「ペットが飼いたい！」賃貸のお部屋で飼ってもいいの？ペット可賃貸の探し方

◆ペットを飼える賃貸のお部屋って？

「ペットが飼いたい！」という理由で、お部屋探しにいらっしゃる方もいるほど、身近な存在のペット。
犬や猫がメジャーですがウサギ・インコ・フェレット・ハリネズミ…中にはヘビ（！）という方も。

筆者も小さい頃からずっと犬と猫がいたので、家を出てからも飼いたくてペット可の賃貸へ引っ越しました。
今は猫２匹と暮らしています。

私は運よく、希望条件にピッタリのお部屋を見つけることができましたが
賃貸でペットを飼うのは未だにハードルが高いのが現状です。
ペット可賃貸について、実際どうなのかご紹介します。

数年前からのペットブームもあり、現在子どもの数よりも犬猫の数が上回っているそうです。
ですが、そもそもペット可物件の数は多くはありません。

ペット飼育に理解のあるオーナーさん・空室対策にペット可に変更するオーナーさんも増えてきましたが
それでも募集物件の13％程度といわれています。

弊社HP「とこ部屋」でご紹介している1300件の賃貸募集の中でもペット可のお部屋はわずか105件でした。（2020年10月8日現在）

ペット可賃貸の物件が少ない…理由は？

・鳴き声がうるさい
・ニオイがきつい
・壁紙・設備に傷や汚れが生じる
・上記の理由から入居者間のトラブルが起こる可能性がある
・退去時の原状回復について揉める

このような理由により、ペット可に踏み切るオーナーさんが少ないということも挙げられます。

ペット可で募集があっても条件はさまざま

アパート・マンションに限らず、ペット可で募集があってもなんでも飼育OK！というわけではありません。
ペット可で募集されている賃貸マンションに問い合わせをしてみたら、飼育できる動物の種類が限定されていた…
なんて人も多いのではないでしょうか。

ペット可（相談）という物件の多くは、小型犬、もしくは猫1匹まで。
多頭飼いや大型犬の飼育をされている方は、お引越しするハードルがかなり高いと思います。
では、そういったペット可賃貸の詳しい内容というのはどうやって調べるのでしょうか。

「ペット可であること」を優先して、条件はゆるく探す

先述したように、ペット可賃貸は数が少なく、その上飼育できる種類や頭数にかなりの制限がかかります。
普通の希望条件のままペット可賃貸を探すのでは、募集がまったくない！なんていうことも十分ありえるのです。

一般的には住みたい駅・路線やエリア、価格帯から、お部屋を探していくと思いますがペット可賃貸の場合は
エリアを広くみることで、条件に合う物件に出合いやすくなります。

具体的には、他の路線を選択肢に入れる・駅から離れている物件を候補にいれる・築年数の経った物件を探すなどです。

賃貸物件を探す方は、通勤通学を考えてアクセスの便利な物件を選びたいと思いますが
駅から遠い、いわゆるアクセスの不便なエリアにある物件の方がペット可物件は多い傾向にあります。

また、築年数の古い物件はペット飼育の相談にも乗ってくれることもあるのでペット飼育がしたいのであれば
築年数の古い物件にも目を向けてみると選択肢が増えるのでオススメです。

ペット可賃貸の契約条件・環境はしっかり確認して

「猫が飼いたくて探した中で気に入った物件なのに、飼えるのは小型犬1匹だけだった…」など
ペット可賃貸のお部屋探しは一喜一憂の連続になります。

また、初期費用に関しても、敷金の積み増し・礼金の追加があったりとそれこそ物件によってさまざまです。
ペットがいる分、室内は汚れたり傷ついてしまったりすることが多く発生するので
退去時にかかる原状回復費用は負担が多くなるのは想像に難くないですね。

そういった修繕のための費用がどの程度必要なのかや、飼育するペットの種類・頭数などは
契約書や別紙にしっかり記載してもらいお互いに共有したほうが安全です。
「ペット可（相談）」の物件を契約する時は、特に細かいルールもしっかり確認しましょう。