理由がある?賃貸の更新料なし物件って?知らずに損しないための方法

目次
更新料なし物件とは?
・更新料ってなぜあるの?
・更新料は支払わないとダメ?
更新料なしの賃貸物件のメリット・デメリット
・更新料なしの賃貸物件 メリット
・更新料なしの賃貸物件 デメリット
更新料なしの賃貸物件はどう探す?
まとめ
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更新料なし物件とは?

賃貸物件の更新には「更新料」「更新手数料」がかかる場合があります。
更新料の額というのは、物件や地域によってもまちまちですが
国土交通省の令和2年度住宅市場動向調査報告書によると
家賃の1ヵ月分ちょうどとの回答が82.3%と最も多く示されています。

基本的に賃貸物件の更新頻度は2年に1度ですので
更新を行う度にこの更新料の支払いがあることになります。
家賃5万円のお部屋に住んでいる場合、更新月は
家賃5万円+更新料5万円+共益費等その他費用の支払い、といった具合です。

更新月は、更新料の他にも火災保険の支払いや
保証会社保証料の支払いなども重なり、住宅関係の出費が大きくなりますね。

保証会社や保証料についてはこちらも合わせてご確認ください。

https://tokobeya.com/blog/%e9%80%a3%e5%b8%af%e4%bf%9d%e8%a8%bc%e4%ba%ba%e3%81%8c%e5%bf%85%e8%a6%81%e3%81%aa%e3%81%8f%e3%81%aa%e3%81%a3%e3%81%9f%ef%bc%81%ef%bc%9f%e3%80%8c%e4%bf%9d%e8%a8%bc%e4%bc%9a%e7%a4%be%e3%80%8d%e3%81%a3/

火災保険についてもまた改めてまとめてみたいと思います。


更新料ってなぜあるの?

更新料ってなんであるの?何のためのお金?と疑問に思っている方も多いと思います。
平成19年国土交通省の実施する民間賃貸住宅に係る実態調査を見ると
更新料を徴収する理由の1位は「長年の慣習」となっています。
特に理由がなさそうですね…。

更新料の支払いについては、法的な定めはなく更新料そのものがないという地域も存在します。
関東地方だと当たり前のように聞く更新料も、関西圏ではほとんどない地域もあります。
更新料ってローカルルールなんですね。
契約更新のたびに家賃1ヵ月分の更新料がかかると、場合によっては大きな負担となりますが
とても曖昧なもののようです。

更新料は支払わないとダメ?

このように聞くと、「支払わなくてもいいのでは?」「更新料なしに交渉できないの?」と思われるかもしれません。
更新料を支払わなければならない場合というのは、賃貸契約時に取り交わす
賃貸借契約書に更新料についての記載がある場合です。

賃貸借契約書の中に、更新料について支払う旨の記載がある場合は
後から「支払いたくない」と言っても受け入れられません。
契約書に記された内容を、更新料の支払いも含めすべて承諾した上で
賃貸借契約を結びましょう。

支払い義務があっても、支払えないような場合は
管理会社や物件オーナーへ交渉することができます。
何も言わずに支払いがないことが一番印象に悪いので、支払えない理由は
しっかり伝えてみましょう。
支払期限の延長や減額など相談に乗ってくれるかもしれません。

更新料なしの賃貸物件のメリット・デメリット

賃貸物件では2年に1回更新の際に必要となる更新料。
支払いがない方がお得な感じがしますが、どうでしょうか。
更新料がない物件について、メリットとデメリットをご紹介します。

更新料なしの賃貸物件 メリット

1.長く住むならお得

契約段階で長く住む予定であれば、更新料なしの物件を選ぶ方がお得になります。
契約更新は2年に1度やってきますが、その度に更新料を支払っていては
退去までに更新料だけで何十万とかかってきます。
更新料の支払いがもったいなく感じて、更新のタイミングで新しく
お部屋探しにいらっしゃる方もいるくらいなので、更新料なしの物件を
選んでおくと、ストレスなく長く住み続けられます。

2.更新時期に引っ越すか悩む必要がない

先ほども書きましたが、更新料の支払いがもったいなく感じて
引っ越ししようかとお部屋探しする方も少なくありません。
2年に1度の更新がやってくるたびに、引っ越そうか更新するかと悩むのは思いのほか
大変です。
お気に入りの部屋を退去して、また1から住居を探すのは
短いスパンだと労力もかかりますし、簡単なことではありません。
無駄に悩む必要がなくなるので、更新料なしの物件のメリットの一つです。

3.住居にかかるお金が最低限で済む

更新料の支払いがもったいないと感じて、引っ越しを繰り返しても
引っ越し費用や、賃貸契約のための初期費用を何度も支払っていると
費用もばかになりません。
住居費のような固定でかかってくる費用は、抑えられれば抑えられるほどいいので
更新料がない物件に住んでいるとそういった面でもメリットとなります。

更新料なしの賃貸物件 デメリット

1.訳アリ物件の可能性がある

更新料なしの賃貸物件は訳アリな可能性があります。
駅まで遠くて生活が不便であったり、隣に工場や店舗が密集していて
落ち着いて生活ができない環境であるなど、入居者募集をしても
なかなか満室になりにくい物件の場合には更新料なしにして
入居希望者へお得感をアピールします。

人によって許容できる条件には差があるので
毎日の生活に支障をきたすような環境でないかどうかも合わせてチェックすると安心です。

2.賃料が相場より高い・初期費用が高い

更新料なしに設定して、賃料や初期費用が相場より高くなっているケースもあります。
毎月の支払いが2,000円高いと言われると「そのくらいいいや」と思いますが
2年間住んだ場合の24ヶ月後は48,000円多く支払いが発生することになります。
エリアや間取りによっては、更新料を払った方が支払金額が少なくなるといった可能性も出てくるので、居住予定期間や希望エリアの家賃相場はしっかり比較検討したほうがよさそうです。

初期費用に関しても様々な項目で費用が掛かってきますので
上乗せされていることに気付かないことがあるかもしれません。
特に礼金は戻ってくることはないお金なので、合わせてチェックすると
余計な出費につながりにくくなります。

更新料なしの賃貸物件はどう探す?

更新料なしの物件を探したい場合はどうしたらいいのでしょうか。

不動産ポータルサイトで物件検索をすると更新料なしの物件を絞り込むことは
難しいので、手っ取り早い方法はやはり直接不動産会社へ問い合わせることです。

もちろん更新料なしの他にも希望条件を伝えることで
最適な物件を紹介してくれますよ。

弊社サンエイホームの営業スタッフも
ご来店いただいてのお部屋探しはもちろん、お電話やLINEでのやりとりで
ご希望に合う物件をご紹介しています。
とこ部屋でも豊富な物件情報を多数の写真やパノラマを掲載して
ご紹介していますので、お部屋の雰囲気がよくわかりますよ。

まとめ

いかがだったでしょうか。

更新料なしの賃貸物件についてまとめてみました。
メリットだらけというわけではありませんが、更新料なしはやっぱり魅力的ですよね。
筆者は不動産会社に勤めているので、更新業務を間近で見ていますが
手間のかかる作業の連続だなと感じます。
更新料はいただきたい…と思ってしまう面もありますが
支払う立場になると更新料なしはやっぱり嬉しいですよね。

長く住むほどお得になるので、落ち着いて生活したい人は特に
更新料なしの賃貸物件、検討してみてくださいね。

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