フリーレントって?
お部屋探しをしていて、ポータルサイトや各不動産会社のサイトを見ていると
「フリーレント1ヵ月」などと書いてある物件情報がありますよね。
今回はフリーレントって何?どんなメリット・デメリットがあるの?といった観点からまとめてみます。
フリーレント物件はお部屋探しをしている方にとってメリットの多い契約条件になりますが
「知らなかった!」が招く重大なデメリットになることもありえます。
お得に借りられるよう、ポイントを押さえてお部屋探しに活かしてください。
フリーレントに関しては弊社公式Twitter・Instagramでも発信しています。
上記の通り、フリーレントとは「賃料が決められた期間無料になる」ことです。
基本的にフリーレント1ヵ月、という記載の募集条件が多いと思いますが、これは
例えば賃料が6万円のお部屋が1ヵ月間無料で借りられるということなので、とてもお得な条件の契約内容というわけです。
フリーレントのメリット・デメリット
~フリーレント物件のメリットとは?~
初期費用が安くなる
先ほども書きましたが1ヵ月分のお家賃がタダ(無料)になるので、契約時に支払う初期費用が安くなります。
6万円のお部屋ならばフリーレント付きだと-6万円で借りられるため、30万円近くかかる初期費用が24万円で済みます。
(初期費用の相場は、賃料の4~5ヵ月分となります)
引っ越しの時には、お部屋を契約する初期費用の他に、引っ越し業者代などもかかるため
安くなるのは一番のメリットですね。
家賃の二重払いがおさえられる
賃貸のお部屋の契約では、解約する場合通常1ヵ月前通告となります。
これは「退去連絡をした日から1ヵ月分の賃料がかかる」ということです。
例えば、退去予定の日が退去連絡をした次の日であっても、1ヵ月分の賃料がかかるので注意が必要です。
そうなると、次に引っ越す物件の家賃と2重払いになる期間が発生してしまいますので
引っ越しや契約開始日のタイミングを調整する必要が出てきますね。
フリーレント付き物件の場合は、上記の表の通り
1ヵ月分の家賃がかからないので、2重支払いの期間をなくせます。
~フリーレント物件のデメリットとは?~
早期解約する場合違約金が発生する
フリーレント物件を契約期間内に早期に解約する場合、違約金が発生する場合があります。
賃貸の契約期間は2年間です。2年以内に引っ越しが決まっている方はフリーレント物件を選ぶ場合
契約内容の確認をしっかりしてください。
フリーレントを付けて物件募集をするのは、入居時の条件を緩和し入居者さんに早く借りてもらいたいからです。
空き部屋のまま何か月も経過するよりは、入居者がお得になるような契約条件にして入居してもらったほうが
オーナーも管理会社も助かるというわけですね。
なので、例えばフリーレント1ヵ月ついた物件を契約したのに1ヵ月で契約解除されてしまうと
賃料発生前に入居者がいなくなったのと同じ…。
次の入居者を迎えるためにクリーニングは小修理を行うので場合によっては赤字となることもあります。
そのため、フリーレント付き物件には、短期解約した場合フリーレントで無料となった分を無効とし
退去時に徴収するというような内容が契約書に記載されることが多いです。
いくら契約金が安くなるからと言って、フリーレント付き物件を選んでも
短期解約する場合はメリットはありません。
物件にマイナス要素がある場合も?
フリーレント物件は金銭面でとてもお得に契約できますが
逆に条件緩和をしなければならない理由がある場合もあります。
例えば、空室期間が長かったり、日当たりがいまいち良くないとか、近くに工場地帯があって環境が良くないだとか…。
契約条件そのままだと選ばれにくい場合などにもフリーレントをつけてお得さをアピールするので
金銭的に安いからというだけでなく、様々な面から検討して選んでください。
フリーレント物件の探し方
フリーレント物件をさがしたい場合は、賃貸物件のポータルサイトで
希望条件を絞る際、「フリーレント」項目へチェックを入れて絞り込んでください。
弊社とこ部屋のサイトからもフリーレント物件の検索が可能です。
不動産会社へ来店した際に担当者へフリーレント付きの物件を希望すると伝えるのも手ですね。
最新の空室確認も取れ、効率よく物件紹介してもらえます。
あとは、探す時期を閑散期に定めるとフリーレント物件に出会いやすいかもしれません。
不動産業界は1月~3月が最繁忙期でお引っ越しシーズンです。
その時期に入居者がつかなかったお部屋は、長期空室を避けようとフリーレントをつけ契約条件緩和の
相談が出来る可能性があります。
お引越しにお急ぎでない方は、検討してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
フリーレント物件についてまとめてみました。
お得なので人気ですが、条件によっては損をする可能性もありますし
お探しのエリアにフリーレント物件の数が少ない場合もあります。
選べたらラッキー、くらいの気持ちで候補の一つとしておくのが良いのではないでしょうか。