目次 賃貸のトラブル!響く音って? 自分が迷惑をかけていないか気になる…集合住宅の暮らし方 賃貸でもできる防音対策 まとめ ◆タイトルをクリックするとその位置まで飛べます◆ |
普段何気なく生活している中で、自分や近くに住む人の出す生活音は気になりますよね。
特に集合住宅であるアパートやマンションでは、両隣や上階から音が聞こえてくる…という経験がある人も多いのではないでしょうか。
一口に生活音と言ってもドアの開閉音や水道、シャワーの水の音、足音や声などさまざまあります。
生活音をなくすことは難しいですが、あまりにも大きな音を立てて暮らしていると隣人とのトラブルになりかねません。
今回は賃貸アパート・マンションでの防音対策や気を付けたいポイントをご紹介します。
賃貸のトラブル!響く音って?
賃貸ではアパート・マンション・戸建ての3種類があります。
戸建ての場合は持ち家でも賃貸でも、近隣の生活音を気にする必要はありません。
普通に生活する分に出る生活音が苦情トラブルとなることは考えにくいでしょう。
賃貸アパート・賃貸マンションではどうでしょうか。
壁や床を隔てて隣人がいますのでもちろん生活音が聞こえる可能性が高いです。
自分の部屋の中だけで鳴る音や声でしたら何の問題もないですが、音が響き伝わって隣人トラブルになってしまうことも。
音の伝わり方には種類がありますのでまとめてみます。
空気で伝わる音
人の話し声や笑い声、泣き声などは空気を震わせて伝わる音です。
他にも例えば、テレビやラジオなどの音の鳴る機器や水の流れる音などがあります。
楽器演奏される方でしたら、演奏全般こちらですね。
こういった空気を震わせて伝わる音は、音の出る場所が一番大きな音となり
壁や床、扉で遮ると小さく聞こえなくなっていきます。
振動で伝わる音
玄関や室内ドア・窓の開閉音や、イスを引く音、バタバタと走る音などは壁や床を震わせて伝わる音です。
振動で伝わる音は空気で伝わる音よりも遠くまで響きます。
壁や床、柱などが震えることで伝わっていくため、壁の材質や厚み、防音材の施工などで抑えられはしますが
完全に防ぐことは難しいものです。
「RC造は音が気にならない」のは本当?
よく木造アパートは音が心配…
といったご相談をお部屋探しをされているお客様からいただきますが
マンションだから大丈夫、RC造だから大丈夫、といったことはないので注意が必要です。
木造アパートに比べて、コンクリートを打っている分壁が厚く、音の伝わりは軽減されるでしょう。
しかしまったく聞こえないかと言われるとそういうわけではありません。
資料にRC造と記載があっても、部屋と部屋の間にすべてコンクリートが打たれているかというと
必ずしもそうとは限りません。
部屋と部屋の間の壁は骨組みを他の材質のもので囲ってコンクリート打ちしているケースもあるので
RC造なのに隣の部屋の生活音が聞こえる!?といったことも起こりえます。
また近年建てられる木造アパートも、築年数の古い物件に比べると材料の質の向上や防音材をいれることによって
防音性能がよくなっています。
自分が迷惑をかけていないか気になる…
集合住宅の暮らし方
コロナ禍で在宅勤務が増え、家にいる時間が多くなると普段気づかなかった音に敏感になりますよね。
普段は家を空けている昼間の時間帯に隣の家の生活音が聞こえてきたり…。
相手方の音が聞こえてくるということは、自分が出す生活音も相手の家に届いている可能性があります。
他の家の生活音が気になるのはもちろんですが
自分が迷惑になるほどの音を出してしまわないかも気がかりですよね。
集合住宅での暮らし方とコツをご紹介します。
お部屋探しの段階でできること
賃貸アパート・マンションは構造上隣の部屋と反転間取りになっているケースがあります。
自分の部屋の寝室が、隣の家のリビングやキッチンの近くに配置されていると
自分の部屋が静かな分、生活音が気になるかもしれません。
集合住宅なので、すべての部屋が独立することは難しいですが
例えば角住居を選んでみたり、隣の部屋と接する部分が収納スペースになっていたり
少しでも空間が設けられていると音の感じ方も低減します。
お子さんがいらっしゃるご家庭は特に、振動による音を防ぐことが難しいかと思います。
部屋の中を飛んだり跳ねたり、イスを引きずってみたりと想像を超えた動きをしますので
不安に感じる方も多いようです。
実際、お部屋探しにいらっしゃるファミリーさんに音でトラブルにならないかとご相談いただくこともあります。
そういった場合は、例えば1階の部屋を選ぶご家庭が多いです。
階下への音を気にすることなく生活できます。
他にも角住居や、賃貸戸建て、選択肢は少ないですが戸建て感覚で暮らせるテラスハウスなどを検討してみましょう。
また楽器演奏したい方は、楽器演奏可能なマンションや防音室付き物件を選びましょう。
在宅勤務の普及もあって、防音室付きの物件も増えているようです。
賃料は相場よりも高めの設定にはなりますが、周囲を気にせず演奏や作業に集中できるのではないでしょうか。
賃貸でもできる防音対策
賃貸アパートやマンションに暮らしていて防音対策をするにはどのような方法があるのでしょうか。
まず自身が動くことで出る音で気になるのは足音ですね。
昨今はクッションフロアの物件が増えましたが、足音対策でリビングや廊下に防音防振マットを敷くとより効果が望めます。
それと窓を開けたままの話し声もトラブルになることが多いので注意が必要です。
話している本人は気付きませんが、思いのほか声は外に漏れています。
窓を閉めて、適切な音量を心がけてください。
逆に外から入ってくる音はどうでしょうか。
ほとんど窓から入ってくるので、カーテンを防音用にかえたり窓に防音テープを貼っても効果がありそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
お部屋探しをする上で、騒音問題は気にされる方がとても多いのですが
揉めてしまうとなかなか解決が難しい問題です。
生活音の感じ方は人それぞれですし、取り締まることも難しいのが現状です。
隣人の騒音に悩んで引っ越しを考えるという人も少なくありません。
お互いが気持ちよく生活できるよう、配慮を忘れずにいたいですね。
それでも揉め事が起きてしまったら、物件を管理している管理会社へ相談してください。
当社サンエイホームの管理する物件にお住まいの方は、何かお困りごとがありましたら
下記ページを確認してみてください。
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